昔から「占い」というものには不思議な魅力があります。 毎朝のテレビ占いを楽しみにしたり、神社でおみくじを引いたり……日々のちょっとした楽しみとして生活に溶け込んでいます。
しかし、実際に占いサービスを作るとなると、コンテンツを大量に用意するハードルが非常に高いことに気づきました。 文章を毎日更新し続けるのは、ライターや占い師がいないと難しく、サービスを維持するには相当なコストがかかります。
そこで目をつけたのが生成AIです。 OpenAIが提供するGPTシリーズなら、文章生成はもちろん、占い結果のパターンを考えることまで自動化できます。 今回、低コストかつ軽量なモデルである「GPT-4.0 mini」を使って、試験的に占いアプリを実装してみることにしました。
OpenAIにはいくつかのモデルが存在しますが、GPT-4.0 miniはその名の通りGPT-4.0シリーズの軽量版です。 特徴は以下の通りです。
占いの文章は、厳密な計算や最新情報を扱うわけではありません。 そのため、最高精度のモデルでなくても十分に実用レベルの結果が得られます。 むしろ、スピードとコスト重視でGPT-4.0 miniを選ぶメリットが大きいと判断しました。
今回の占いアプリは、以下の構成で開発しました。
※ちょっと高度な内容かもです。
この流れで、最小限の構成ながら占いができるアプリを完成させました。
最初に生成された占い結果は、正直なところ少し機械的な印象がありました。 しかし、プロンプトを調整することで一気に精度が向上しました。
例として、実際の出力を紹介します。
## 今日のメッセージ
今日は先負の日。午前中は控えめに行動し、午後から積極的に動くことで運気が上がります。
水瓶座のあなたは、新しいアイデアを試すのに最適な一日です。
## まとめ
焦らずに着実に進めることで、周囲との関係も良好に保てるでしょう。
このように、占い師が書いたかのような自然な文章が生成されます。 複数回試すたびに内容が変化するため、毎日違った占い結果を配信できるのも大きな魅力です。
ここが一番の驚きポイントでした。 「AIを使うと高額になるのでは?」と思いきや、GPT-4.0 miniは驚くほど安価です。
1,000〜1,500文字程度の占い結果を生成した場合、かかった費用は1回あたりわずか0.01〜0.04円。 つまり、毎日1人分の占い結果を作成しても、1ヶ月(30日間)で約0.3〜1.2円程度に収まります。
これはほぼゼロコストに近い感覚で、個人開発でもコストを気にせず運用できるレベルです。 1ヶ月10円以下どころか、1円台で十分に運用可能なのは衝撃的でした。
今回の試験実装はあくまで第一歩です。 今後は以下のような機能を追加していきたいと考えています。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 履歴保存 | 過去の占い結果をDBに保存し、振り返り機能を追加 |
| UI改善 | CSSでモバイルに最適化 |
| 多言語対応 | 英語・中国語などにも対応 |
| 有料プラン | 高精度モデルを使ったプレミアム占い |
AI占いは作るだけでなく、育てていく楽しみがあります。 ユーザーからのフィードバックを活かし、よりリアルで信頼できる占い体験を目指していきます。
GPT-4.0 miniを活用した今回の占いアプリ開発で、AIの可能性を改めて実感しました。 低コストで高速、そして十分な精度を持つこのモデルは、占いコンテンツとの相性が抜群です。
「AIは高い」というイメージはもう過去のもの。 毎日占いを生成しても、1ヶ月で1円未満〜数円以内という驚異的な低コストで運用が可能です。
これなら、個人でも企業でも気軽に占いサービスを立ち上げられます。 小さく試して、大きく育てていく。AIがもたらす新しい占いの世界が、もう目の前に広がっています。